お茶のこと、
「茶道は総合芸術である。」
叔母が遠州流茶道の先生をしているご縁で通い始めた茶道(お茶)も、今秋で丸5年。
ご一緒しているお稽古仲間の方々や、お茶会でお会いする方々は相変わらず目上の方ばかりで、まだまだ一番下っぱな私です。
お茶って、始めるまでは
「かたくるしい」
「おばさま達の気の使い合い」
だという印象が強くて、正直そんなに興味は湧きませんでした。
ただ、姉が先に通っていたことで、自然と稽古場へ足を運ぶことが重なり、甘いものが好きな私は「美味しい和菓子とお抹茶」目当てで稽古を始めたのです。
始めてみても、最初は作法の型に当てはめることばかり。
足の運びや道具を回す向き、こと細かに注意されるばかりで、面白さを見出すには時間がかかりました。
そんな頃、
稽古仲間の方が貸してくださった本があります。
森下典子さん著
まるで、主人公の女性が私自身かのように感じました。
「今はわからなくても、続けることでわかってくることがある。」
「自然の変化を感じ取る力が強くなる。」
知らないうちに、お茶が好きになっている自分に気が付きました。
お茶は、和菓子やお抹茶だけでなく、器・陶磁器や掛け物(書や絵)、お花、言葉使い、歴史...
本当に様々な要素、楽しみのあるものでした。
元々、写真やデザインなど芸術と呼ばれるものが手広く好きな私は、今ではすっかり「お茶の奥深さ」「広さ」に魅了されています。
日本の季節感や、禅の心、など学ぶことはきりなくあります。
「日日是好日」も、禅語です。
映画化もされていますので、気になる方は見てみてくださいね。
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